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2009年 01月 11日
11月初旬に植え込んだ、野うさぎミーモ・ミッキーこんなに、大きくなりました。
どちらも一株です。 見元さんの努力の結晶です。たかが、ビオラといえど、かなりの主張がありますね!! まずは、ミッキー君 まだまだ、これからが本番!!まだまだ、元気に咲き続けます。 こちらは、人気者、野うさぎミーモ なんと、ROKAブログ野ねずみジミーに続いて野うさぎミーモの物語が・・・・ ちょっと、長いですが・・・・・引用 サッカーボールを捜しているのは野うさぎのミーモです。むしゃくしゃして力いっぱい蹴ったボールがどこかにいってしまったのです。 その日はクラブチーム対抗戦の日。ミーモのチームは順調に勝ち進み、遂に決勝戦。 相手は強豪です。お互いに点が入りません。残り時間ぎりぎりでミーモが蹴ったボールはゴールにシュート!なんとチームに念願の初優勝をもたらしたのでした。 そんな興奮冷めやらぬ様子で帰ってきたミーモを待っていたのは、 「少しは家の手伝いをしてもいいんじゃないか?」と言うお父さんの一言でした。 その言葉を聞くとミーモはムッとして家から飛び出して行きました。 ミーモの家はブリーディング(育種)の仕事をしています。みんなに喜んでもらえる美しい花を作り出すのです。 ミーモの曽祖父さんは貿易の仕事をしていました。遠くの国からいろんなものを手に入れてきてそれを売るのです。その中には野菜や花の種もありました。ただこれらは量が少なかったので増やして売ることを曽祖父さんは思いつきました。そこで、その仕事をミーモのお祖父さんに任せました。 お祖父さんは、全くそんな経験はなかったのですが、本をいっぱい読むなど勉強して、一生懸命に種を増やしました。そして、その中からとても甘いニンジンを見つけたのです。それを売り出したところ大評判。それで、すっかりブリーディングが仕事となってしまいました。 お父さんはお祖父さんの後を継ぎました。野菜だけでなく花にも興味がありました。特にビオラの花が好きで始めたところ、こちらも大評判となってしまいました。その花は人々に安らぎと感動を与えるのです。 お母さんはお父さんの助手をやっています。今の時期は交配や種採りでとても忙しく、2人とも夜遅くまで働いています。 ミーモはその3代目。自分のこれからについて考えることもあるにはあるのですが、今はとにかくサッカーが好きでたまらないのです。 「なんだい、応援にも来てくれないくせに!」 草原に走ってくると、ミーモは力いっぱいボールを蹴りました。 ボールは空高く飛び上がりました。いつもだと、自分で蹴ったボールを追い抜いて見事にパスできるのですが、今日はボールの勢いが強くて追い抜くことができません。ボールははるか向こうの地平線に消えていきました。 ずいぶんと遠くへ来たみたいです。いつもラビットランド(ミーモが住んでいるところです)のあちこちと走り回って入るのですが、ここにはまだ来たことがありません。 草原が野の花の花畑になっています。その花々をかき分けて進んでいくと急に視界が広がりました。 「あ!」ミーモは声をあげました。 そこには、自分の大きさと同じくらいのサッカーボールを抱えた野ねずみの子供が立っていたからです。 野ねずみの子供も、いきなり現れた野うさぎの子供を見て「あ!」と、声をあげました。 しばらくの間があって、先に声を出したのは野ねずみの子供です。 「これ、君の?」 「うん、強く蹴りすぎて探していたんだ」と、ミーモは答えました。 野ねずみの子供はミーモにボールを渡しました。 「ありがとう」ボールを受け取るとミーモはあたりを見回しました。 「あのー、被害はなかった?」実は、ラビットランドではよく窓ガラスを割ったりすることがあるのです。 「全然!」野ねずみの子供はそう返事をしました。ホッとするミーモです。 「僕はね、キャッチがとてもうまいんだ。いつも鍛えているからね。こうやって空高くから落ちてくるボールを見事にキャッチしたんだ!」野ねずみの子供は一回転してその様子をやってみせました。 「でも、それ反則だよ。これサッカーボールだから」と、ミーモが言いました。 野ねずみの子供は一瞬キョトンとしましたが、すぐにひっくり返って笑い始めました。 「反則だ、反則」野ねずみの子供は大声をあげて笑い続けます。その様子がおかしくてミーモもつられて笑い出しました。二人の笑い声が響きます。 「僕の名前はミーモ」ひとしきり笑うとミーモは自己紹介しました。 すると、野ねずみの子供も「僕の名前はジミー」と自己紹介をしました。 そして、二人は大きく握手を交わしました。 ミーモはあたりを見回して言いました。「ここは君の庭?」 「そうだよ」ジミーは答えました。きれいに手入れがされている庭です。 「ここを花畑にしようと思ってずっと種を播いているんだ」 いっぱい咲いている花の中にミーモは変わった花を見つけました。野生のビオラともウィトキアナ(パンジー)とも違う花です。 不思議に思ってミーモはそのことを尋ねました。 「これは僕の花なんだ」と、ジミーは得意げに話し始めました。 ガーデンさんの庭から種を拾ってきたこと、咲いたウィトキアナが目立ちすぎてお父さんがかじり倒してしまったこと、それでもあきらめずに種をまいたらこんな可愛らしい花が咲いたこと、そうしてもうお父さんはかじり倒さなくなったこと、お母さんがとても喜んでくれたことなど・・・、矢継早に話しました。 それを聞くとミーモはポツリと「交雑したんだな」と言いました。 「コウザツ?」 ジミーはミーモが難しい言葉を使うのでびっくりしました。 「コウザツって何?」ジミーは聞きました。 少し考え込んでミーモは「つまり、原種のビオラとガーデンさん家のウィトキアナが好きになって結婚して子供ができたんだよ。縁結びをしたのはハナアブか蝶だね、きっと」 「すごいよ、君はすごいよ!」ジミーは大きな声で叫びました。「もっと教えて、いろんなこと!」 そこでミーモは自分の家がブリーディングの仕事をしていることを話しました。 「僕はね、大きくなったらそんな仕事をしたいと思っているんだ。花を見ると心が幸せになるだろう。僕の作る花でたくさんの人を幸せにできたらどんなに素敵だろう。うらやましいよ君が」ジミーは夢見るように言いました。ミーモにはそんなジミーの眼がきらきらと輝いているように見えます。 そんなジミーがなぜだかうらやましいミーモでした。 ミーモが家に帰ってきたのは夕方でした。 家の前ではお母さんが怖い顔をして立っていました。 「こんなに遅くまでどこをほっつき歩いてんだよ。心配するじゃないか」 「ごめんなさい・・・」 お母さんは片手をあげました。「ごつんとくる」そう思って目をつぶって待っていたのですがなかなか来ません。恐る恐る目をあけると、お母さんの顔は急に笑顔になりました。 「優勝おめでとう!最後のゴール決めたんだって?」 上げた手はミーモのほっぺをやさしく包みました。 「がんばったね。さあ、おいで」 そう言うとお母さんはミーモの手を引いて温室に連れて行きました。温室はお父さんたちの仕事場です。お父さんはもういませんでしたが、薄暗くなった外とは違って、温室の中は昼のような明るさでした。その照明の下、作業台の上には大きな鉢に植えられたビオラの1株がありました。 「新品種よ。さあ、思うところを述べなさい」 先生みたいな口調でお母さんは言います。 新品種が出来ると、必ずミーモにその花を見せて意見を求めるのです。それはミーモがまだ小さい時から行われています。 ミーモはその花をじっと見ました。そして大きく息を吸い込むとしゃべり始めました。 「横張りが強くてとても大きな株になると思う。花はピンクと白の組み合わせであまり見たことがない色。細弁の花弁は可愛らしい、花も居いっぱい付きそう。でも・・・」 ミーモはここで息を継ぎました。 「もう少し、様子を見てみないとわからないや。以上」 お母さんは大きく頷きました。いつもはいいことを言っても、悪いことを言ってもただ笑顔で頷いているだけのお母さんです。しかし、この日は違いました。「私は・・・」と初めて口を開きました。 「とてもいい花ができたと思うわ。たった1株でこんなに元気に株を広げる。そして、数え切れない程のやさしい色合いの花を咲かせる。この元気な株は見る人に感動と幸せを運んでくれる。お母さんはそのことがはっきりと分かるわ」 ミーモは自分の意見が否定されたのでいい気はしませんでしたが、また怒られるといけないと思って黙っていました。 お母さんは続けます。 「この花にね、お父さんは名前を付けたわ。ミーモっていう名前をね」 お父さんは、自分が作り出した花に人の名前を付けることはありません。そんなことは初めてのこと。それも自分の名前だなんて・・・。 胸の奥がチクッとしました。そして何かがこみ上げてきました。それはどんどんこみ上げてきます。 「一体これは何なんだろう。よく考えなくっちゃ・・・」 ミーモは目の前の花を見ながらそう思いました。 ― 完 ― ROKAブログますます、エキサイトしています。ここまで、マニアックだったとは・・・・ ふだんは、物静かな、ROKAさん、ひとたび花の話になると・・・・・
by noriko_kawaguchi
| 2009-01-11 17:55
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